苔舟島と苔舟醸造所

更新日:ページ番号:6803

苔舟島(こけぶねじま)は、天鏡原に浮かぶ、苔に覆われた小さな島です。島の洞窟をずっと奥へ進むと碧く光る地底湖があり、そのほとりの小さな蔵で、苔舟醸造所が日本酒を醸しています。今季の初しぼりは、11月に出ます。

碧い地底湖、飛び石、縁側のある小さな蔵と酒造りの道具
洞窟の奥の地底湖。飛び石の先に、苔舟醸造所の小さな蔵があります

あらまし

項目内容
島の名前苔舟島(こけぶねじま)
所在地常水町 天鏡原
醸造所苔舟醸造所(こけぶねじょうぞうしょ)
代表銘柄碧水(へきすい)純米大吟醸
初しぼり11月(今季の新酒)
見どころ苔の道、鯉と金魚の池、洞窟、碧い地底湖、蔵と酒造りの道具、岩壁の樽、青の洞窟温泉

苔舟島

天鏡原に浮かぶ苔舟島を真上から見る。丸くまとまった苔の島に、池と洞窟の入口がある
上から見た苔舟島

島の上から崖の側面まで、厚く柔らかな苔に覆われています。丸くまとまった小さな島で、まわりには空と雲を映す天鏡原の水面が広がります。外から見ると静かな苔の島で、洞窟の奥に蔵や温泉があることは、入ってみるまでわかりません。

舟は、島の崖下の舟着場に着けます。そこから苔の谷に沿った細い道を登ると、途中に澄んだ浅い池があり、大きな白い鯉が1匹と、小さな金魚が泳いでいます。道の先に、洞窟の大きな入口があります。

苔に覆われた谷あいを登っていく細い道
舟着場から登る苔の道
苔の道の途中の澄んだ池。大きな白い鯉と小さな金魚が泳ぐ
道の途中の池。白い鯉と金魚がいます

洞窟と地底湖

苔の斜面の先に口を開ける大きな洞窟の入口
苔の道の先の洞窟の入口

洞窟は暗く、天井はずっと高くまで続いています。入口から蔵は見えません。かなり奥まで歩くと足もとが崖になり、その下に碧く光る地底湖が広がっています。

崖を下りて湖のほとりへ出ると、湖の上に飛び石が続き、その先に蔵があります。湖には、青い金魚が泳いでいます。湖が青く光る理由は、わかっていません。

洞窟の奥の崖の上から見下ろす、碧く光る地底湖と飛び石と小さな蔵
崖の上から見下ろす地底湖
碧い地底湖の上に続く飛び石と、その先の灯りのともる小さな蔵
蔵へ続く飛び石

※洞窟の中は暗く、岩や飛び石が濡れています。足もとに気をつけて歩いてください。地底湖の金魚をすくったり、持ち帰ったりしないでください。

苔舟醸造所

苔舟醸造所は、地底湖に面した小さな蔵です。蔵の家は縁側のある1階建てで、広さは6畳ほどです。酒造りの道具は、家の横にも並んでいます。木桶や木樽、甕、竹の水路、ゆっくり回る木の水車など、町の水を使う道具もあります。

仕込みには、岩間から湧く水と、常水町の田筋で育った米を使います。常水町の米は、鯉と合鴨に田の草や虫を任せて、農薬を使わずに育てています。洞窟の静かな冷たさの中で、蒸米、麹づくり、醪の仕込み、搾りまでを行います。

岩間から湧く水を竹の樋で受ける器と柄杓
岩間から湧く仕込み水
木の箱に入った白い米と稲穂。奥に蔵と地底湖
田筋で育った米
木の甑から湯気を上げて米を蒸す蔵人
木の甑で米を蒸します
木の麹箱で米を広げる蔵人の手元
麹づくり
木桶の醪を櫂で混ぜる蔵人
木桶の醪を櫂で混ぜます
木製の搾り設備と布袋。搾った酒が甕へ流れる
木の搾り設備

岩壁の樽

岩壁のくぼみに収まった酒樽の真鍮の蛇口から、お猪口へ酒を注ぐ
岩壁の樽の蛇口から、お猪口へ注ぎます

洞窟の岩壁のくぼみに、酒樽が埋め込まれるように収まっています。樽には真鍮の蛇口が付いていて、蔵で造った酒をお猪口へ注いで、その場で味わえます。

※注ぐ量や飲み方は、蔵の人の案内に従ってください。

青の洞窟温泉

段々に連なる青い池と、湯気の立つ温泉、篝火
段々に連なる青い池と篝火

蔵からさらに洞窟の奥へ進むと、青い池が段々に連なる場所があります。潮だまりのように点在する池のうち、一つが温泉です。篝火のそばで湯に浸かりながら、この蔵の酒を味わえます。

ほかの池は温泉ではありません。湯の池以外には入らないでください。

青の洞窟温泉のそばの岩に置いた碧水の瓶と酒器
湯のそばの岩に置いた碧水と酒器

※お酒を飲んでの長湯は控えてください。

純米大吟醸「碧水」

篝火と青い湯を背にした、濃紺の瓶の碧水とお猪口
濃紺の瓶と和紙のラベル

苔舟醸造所の代表銘柄です。すっきりとして透明感のある、果実のような香りのお酒です。白桃や梨を思わせる香り、ほのかな甘みと澄み渡る後味。軽やかな口当たりの奥に、米の旨みが静かに残ります。

水のように飲めてしまいますが、アルコール分は16度あります。冷やして、小さな盃でゆっくりお楽しみください。

銘柄碧水(へきすい)HEKISUI
品目清酒(純米大吟醸・洞窟仕込み)
精米歩合40%
アルコール分16度
内容量720 mL
原材料名米(常水町産)、米こうじ(常水町産米)/常水町田筋産米100%使用
製造者苔舟醸造所(常水町 天鏡原)
保存要冷蔵。光を避けてください。開栓後は冷蔵し、お早めにお飲みください
碧水のラベル。表に手書きの「碧水」、裏に物語文と商品の表示
碧水のラベル。表と裏が一枚につながっています

瓶のラベルの注意書き

お酒は成人の儀を終えてから。飲酒船漕ぎはおやめください。

11月の初しぼり

苔舟醸造所の今季の初しぼり(その年の最初に搾った新酒)は、11月に出ます。日にちと数は、決まりしだいこのページとお知らせでお伝えします。

11月の天鏡原は、水落としで大滝の水が細り、沖まで砂州が広く出る季節です。潮と風で舟が遅れることがありますので、時間に余裕をもってお出かけください。

動画

島の全景、苔の道、池、洞窟の入口、崖の上から見る地底湖、飛び石と蔵、青の洞窟温泉、碧水の順にめぐります(約34秒・音声なし・約7.5MB)

行き方

  • 天鏡原の巡り船、または辻舟(つじぶね。町のタクシーにあたる舟)で、島の崖下の舟着場へお越しください。
  • 舟着場から洞窟の入口までは、苔の道を歩いて登ります。洞窟の中は歩きやすい履物でお越しください。
  • 潮と風で舟が遅れることがあります。帰りの舟の時刻にご注意ください。

※見学・試飲・入浴の時間などは、苔舟醸造所にお問い合わせください。

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