苔舟島(こけぶねじま)は、天鏡原に浮かぶ、苔に覆われた小さな島です。島の洞窟をずっと奥へ進むと碧く光る地底湖があり、そのほとりの小さな蔵で、苔舟醸造所が日本酒を醸しています。今季の初しぼりは、11月に出ます。

あらまし
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 島の名前 | 苔舟島(こけぶねじま) |
| 所在地 | 常水町 天鏡原 |
| 醸造所 | 苔舟醸造所(こけぶねじょうぞうしょ) |
| 代表銘柄 | 碧水(へきすい)純米大吟醸 |
| 初しぼり | 11月(今季の新酒) |
| 見どころ | 苔の道、鯉と金魚の池、洞窟、碧い地底湖、蔵と酒造りの道具、岩壁の樽、青の洞窟温泉 |
苔舟島

島の上から崖の側面まで、厚く柔らかな苔に覆われています。丸くまとまった小さな島で、まわりには空と雲を映す天鏡原の水面が広がります。外から見ると静かな苔の島で、洞窟の奥に蔵や温泉があることは、入ってみるまでわかりません。
舟は、島の崖下の舟着場に着けます。そこから苔の谷に沿った細い道を登ると、途中に澄んだ浅い池があり、大きな白い鯉が1匹と、小さな金魚が泳いでいます。道の先に、洞窟の大きな入口があります。


洞窟と地底湖

洞窟は暗く、天井はずっと高くまで続いています。入口から蔵は見えません。かなり奥まで歩くと足もとが崖になり、その下に碧く光る地底湖が広がっています。
崖を下りて湖のほとりへ出ると、湖の上に飛び石が続き、その先に蔵があります。湖には、青い金魚が泳いでいます。湖が青く光る理由は、わかっていません。


※洞窟の中は暗く、岩や飛び石が濡れています。足もとに気をつけて歩いてください。地底湖の金魚をすくったり、持ち帰ったりしないでください。
苔舟醸造所
苔舟醸造所は、地底湖に面した小さな蔵です。蔵の家は縁側のある1階建てで、広さは6畳ほどです。酒造りの道具は、家の横にも並んでいます。木桶や木樽、甕、竹の水路、ゆっくり回る木の水車など、町の水を使う道具もあります。
仕込みには、岩間から湧く水と、常水町の田筋で育った米を使います。常水町の米は、鯉と合鴨に田の草や虫を任せて、農薬を使わずに育てています。洞窟の静かな冷たさの中で、蒸米、麹づくり、醪の仕込み、搾りまでを行います。






岩壁の樽

洞窟の岩壁のくぼみに、酒樽が埋め込まれるように収まっています。樽には真鍮の蛇口が付いていて、蔵で造った酒をお猪口へ注いで、その場で味わえます。
※注ぐ量や飲み方は、蔵の人の案内に従ってください。
青の洞窟温泉

蔵からさらに洞窟の奥へ進むと、青い池が段々に連なる場所があります。潮だまりのように点在する池のうち、一つが温泉です。篝火のそばで湯に浸かりながら、この蔵の酒を味わえます。
ほかの池は温泉ではありません。湯の池以外には入らないでください。

※お酒を飲んでの長湯は控えてください。
純米大吟醸「碧水」

苔舟醸造所の代表銘柄です。すっきりとして透明感のある、果実のような香りのお酒です。白桃や梨を思わせる香り、ほのかな甘みと澄み渡る後味。軽やかな口当たりの奥に、米の旨みが静かに残ります。
水のように飲めてしまいますが、アルコール分は16度あります。冷やして、小さな盃でゆっくりお楽しみください。
| 銘柄 | 碧水(へきすい)HEKISUI |
|---|---|
| 品目 | 清酒(純米大吟醸・洞窟仕込み) |
| 精米歩合 | 40% |
| アルコール分 | 16度 |
| 内容量 | 720 mL |
| 原材料名 | 米(常水町産)、米こうじ(常水町産米)/常水町田筋産米100%使用 |
| 製造者 | 苔舟醸造所(常水町 天鏡原) |
| 保存 | 要冷蔵。光を避けてください。開栓後は冷蔵し、お早めにお飲みください |

瓶のラベルの注意書き
お酒は成人の儀を終えてから。飲酒船漕ぎはおやめください。
11月の初しぼり
苔舟醸造所の今季の初しぼり(その年の最初に搾った新酒)は、11月に出ます。日にちと数は、決まりしだいこのページとお知らせでお伝えします。
11月の天鏡原は、水落としで大滝の水が細り、沖まで砂州が広く出る季節です。潮と風で舟が遅れることがありますので、時間に余裕をもってお出かけください。
動画
行き方
- 天鏡原の巡り船、または辻舟(つじぶね。町のタクシーにあたる舟)で、島の崖下の舟着場へお越しください。
- 舟着場から洞窟の入口までは、苔の道を歩いて登ります。洞窟の中は歩きやすい履物でお越しください。
- 潮と風で舟が遅れることがあります。帰りの舟の時刻にご注意ください。
※見学・試飲・入浴の時間などは、苔舟醸造所にお問い合わせください。
